2003/05/06
2003ひろしまフラワーフェスティバル(FF)最終日の五日は、こどもの日。きんさいYOSAKOIのパレードやステージにも、体をいっぱいに使って舞う子どもたちの姿があった。上気して、日に焼けて、真っ赤になったどの顔にも達成感があふれていた。
「暴走以外に夢中になれるものを見つけてほしい」―。ステージに、暴走族の少女九人が初めて出演。離脱を願うボランティアや警察官たち二十人と一緒に熱い「南中ソーラン」を披露した。 少女たちは、週末の集会で着るトッコウ服ではなく、青や黒地の法被姿で登場。「ソーラン、ソーラン」と繰り返す威勢のよい歌声と太鼓の伴奏に合わせ、リズミカルな踊りを見せた。四分間の演技が終わると、びっしりと埋まった観客席から拍手と歓声が起こった。 全身を使って生き生きと踊る少女もいれば、客席の視線を気にしてか、動きの小さい少女も。広島市東区の十六歳は「少し恥ずかしかったけど、楽しかった。チャンスがあれば、また踊りたい」と笑った。 広島県警暴走族離脱サポートセンターの山本誠アドバイザー(66)の呼び掛けで、二月に練習を始めた。「南中ソーラン」は、学校崩壊の状態だった北海道の中学校が立ち直るきっかけになった踊り。青少年の健全育成に取り組む特定非営利活動法人の「コーチズ」(中区)の指導を受けた。 山本さんは「暴走族を抜けてもらうのが最終目標で、今日はあくまでも出発点。参加の輪を広げながら練習を続け、ほかの祭りにも出演していきたい」と話していた。
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