2003/11/12
市民団体の支援で、仕事や奉仕活動に打ち込む広島市近郊の元暴走族メンバーたち八人が十三日から十七日まで、米国・ロサンゼルスを研修で訪れる。広い視野で将来を考え、更生への決意を強める目的だ。
一行は二十一〜十八歳で、うち七人が暴走族だった。現在は、特定非営利活動法人(NPO法人)「コーチズ」、同法人「古田おやじクラブ」、建築業者を中心とする「DIA」の三団体に所属。体操の指導員やとび職として働いている。研修には、広島県警の暴走族離脱サポートアドバイザーの山本誠広島市議をはじめ、少年補導員や支援者計五人が同行する。 現地では、日系人が多い地区「リトル東京」の老人施設を訪問。更生の一環として取り組んできたソーラン踊りを披露し、健康体操の指導もする。また、現地の青年と清掃奉仕で交流を深める。 メンバーは今年七月、市民グループの「広島掃除に学ぶ会」が三次高(三次市)で開いたトイレの清掃奉仕に参加。その時、岩国市出身でロス在住の女性経営コンサルタントと出会い、「米国でも清掃奉仕を」と誘われた。学ぶ会の全国組織や支援団体が旅費の一部を負担する。 一行は東区の二葉公民館に集まって、ソーラン踊りの練習を続けている。リーダー役の大野町の男性(21)は「仕事を続けてよかった。身につけた健康体操の指導技術が、海外でも通じるか確かめたい」と、初の海外研修に張り切っている。
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