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| 2007/1/20 |
| 東洋高圧社長 |
| 野口賢二郎氏(5) |
| 上場を視野 |
| いずれは世界へ商品を |
■量産第二弾の製品が完成を迎えようとしています。得意とする超臨界技術を使い、食品の搾りかすを水と二酸化炭素(CO2)に完全分解する処理装置です。
狙いは焼酎の搾りかす。蒸留過程で残る焼酎かすの多くは海洋投棄されているが、海洋汚染・海上災害防止法の改正法施行で四月から規制される。ところが、海洋投棄以外の焼却やメタン発酵による処理では費用がかさみ、効率もよくない。
完成する処理装置なら費用は一トン当たり二千―三千円と海洋投棄の約四分の一以下。発生するCO2はもともと原料に含まれていたものだから、京都議定書で削減が求められているCO2排出量にはカウントされない。
今月末にテストを始めて、四月までに売り出したい。既に焼酎メーカーなどから引き合いがあり、海洋投棄に代わる焼酎かすの処理方法に頭を抱えていた九州の酒造組合からも期待の声が届いている。きっとヒットするはずです。
並行して開発しているのが、超臨界による果汁の滅菌装置。従来の加熱処理では風味や香りが低下する上、栄養素も失われてしまう。酸やアルコールを使う方法も後処理が必要です。新装置は超臨界の圧力を利用して滅菌するため、いずれも影響ありません。 果汁100%ジュースなら栄養もそのまま飲める。果汁は幅広い食品に利用されており、ビジネスチャンスがあるとみている。年内に完成させ、テストに入る予定です。 一台ずつ作ってきた試験装置のオーダーメードだけの業態を脱して、年に四、五台でも売れる製品をラインアップに加えられたら収益は大きく変わる。三製品ぐらいが量産で軌道に乗れば、上場を検討してもいいと考えています。
会社を立ち上げた以上、やはり上場は夢の一つ。新規上場記念に証券取引所で打ち鳴らす鐘を、この手でたたいてみたい。複数の監査法人から「いつでも上場できる」といわれている。上場に値するような会社に成長できたと思った時、よくよく判断したい。 上場すれば、海外でも私たちの製品を売りやすくなり、世界で役立つチャンスも早く訪れるはずだ。開発に携わってきた先端技術がしばらくして実用化された様子をテレビなどで見るとうれしくなる。今度は独自の製品によって世の中を変えたいと思っている。 私の一番の夢は、世界的なヒット商品を生み出すこと。この仕事をする以上、どうしても作ってみたいのです。(川崎崇史) 【写真説明】完成間近の搾りかす処理装置を前に語る野口社長 |
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