激しく燃えた現場を調べる捜査員(11日午前9時2分)

 JR広島駅西側の飲食店などが連なる「エキニシ」(広島市南区大須賀町)と呼ばれるエリアで10日早朝に発生した大規模火災で、市南消防署と広島南署は11日午前、出火元の特定などに向けて合同実況見分を始めた。

エキニシ火災の実況見分そのほかの写真

【地図】エキニシ火災、延焼したエリア

 午前9時ごろ、30棟が焼けたエリア南西部分の1区画に消防隊員や捜査員が次々と立ち入った。辺りをブルーシートで囲み、屋根ごと焼け落ちた古い木造建物の内部などを撮影。地元自治会の関係者たちからも状況を聴くなどし、出火元や原因の調査を進めた。

 火災は10日午前5時35分ごろに発生。火は約3時間後にほぼ消し止められたが、延焼範囲が広かったことなどから鎮火までに約10時間を要した。80代女性と60代男性の親子2人が喉にやけどを負い、いずれも軽傷。1区画はほぼ全棟が焼損したとみられ、24棟が全焼、6棟が部分焼という。

 エキニシは昭和30年代に建てられた木造の建物も多く、地元自治会によると飲食を中心に約80店あるという。2018年1月にも店舗や住宅など9棟の計19軒が燃える火災が発生し、80代女性1人が死亡した。

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