鳥生さん(右端)の指導を受け、だるま作りを学ぶ3人

 作り手が高齢化している三原市の伝統工芸「三原だるま」の継承に、市内の金融機関の若手職員3人が乗り出した。支店でだるまの展示会を開いたのを機に、保存団体に弟子入り。「地域の伝統をつなぎたい」と意気込む。

 3人は広島県信用組合三原支店(宮沖)の10~20代の男女職員。休日に佐木島にある「三原だるま保存育成会」の工房を訪れ、鳥生(とりゅう)悦郎代表(80)が指導する。初めて指導を受けた8月下旬は、木や石こうの型に和紙を貼り合わせ、水性塗料で着色する工程を学んだ。山田桃花さん(19)は「想像以上に手が込んでいて驚いた。りりしい表情が再現できるようになりたい」と話す。

 支店で4月に市内の寺院から全国のだるまを借りて展示会を開いた際、三原だるまへの関心を高めた。保存育成会の会員7人は60~80代。後継者もいないと知り、継承を申し出た。