中国地方整備局は、広島県海田町から東広島市までを結ぶ国道2号の東広島バイパス(9・6キロ)と安芸バイパス(7・7キロ)の事業費が、想定より計46億8千万円増の1756億8千万円になるとの試算をまとめた。東日本大震災を受けた耐震性向上のための工法変更などが要因という。

 内訳は東広島バイパスが31億8千万円増の1191億8千万円、安芸バイパスが15億円増の565億円。

 東広島バイパスの増額分は海田高架橋(海田町)関連で、橋脚22基に使う鉄板を厚さ33ミリから68ミリにするなど耐震性向上のための工法変更で18億1千万円▽地盤に玉石が多いことなどによる掘削機と基礎くいの変更で13億7千万円―となっている。

 安芸バイパスの増額分は8割の12億円を奥野原高架橋(広島市安芸区)など4橋の基礎くい追加に充てる。地盤が軟らかかったり、固い層が深かったりすることが判明した。

 東広島バイパスは1993年度に着工し、瀬野西インターチェンジ(IC、安芸区)―海田東IC(海田町)間7・1キロが既に開通。安芸バイパスは2000年度着工で開通区間はない。本年度末の進行率(事業費ベース)は東広島バイパス73%、安芸バイパス37%。いずれも全通時期は未定。(鴻池尚)