きのう七草がゆをすすり、ほっとした人もいるだろう。セリ、ナズナなど春の七草は新年のごちそうやお酒で弱った胃腸を休めてくれるらしい。多くの地域できょう8日を正月事納めという。正月飾りを片付ける。気分を切り替えなくては▲とはいえ正月の行事や祭りは各地で続く。十日えびすや鏡開きなどがあり、15日は小正月。この日が戦後長く成人の日とされた。昔、元服が1月に行われたこともあって選んだという。今は第2月曜で、ことしは10日▲しかし成人式を延期や中止、動画配信にする自治体が広島、山口の両県で相次ぐ。晴れの日に水を差したのはコロナ「第6波」。新成人も失望したに違いない。一方で貸衣装店や写真館などはキャンセルへの対応に追われているようだ▲成人式では派手さを増す装いや一部の若者のモラル低下が嘆かれもした。だがコロナ時代の新成人の気の毒なこと。受難は成人式にとどまらない。就職先では研修もままならず、オンラインでの講義が続く大学もある▲それでも大人としての自覚は持ってもらわなくては。一緒に明るい社会を築いていきたい。そのためには先輩の大人たちがコロナ対策をまず率先せねばなるまい。