現役時代の小林コーチ

 17日に逝去が発表された漫画家の水島新司さんに愛された野球選手はカープにもいた。広島東洋カープの小林幹英2軍投手コーチは、人気漫画「ドカベン」の山田太郎が所属した明訓高のモデル、新潟明訓高出身。「水島先生には感謝しかない」と語る。

▶漫画家の水島新司さん死去 「ドカベン」「あぶさん」

 新潟明訓高3年の1991年、夏の甲子園に初出場した際、水島さんに直接会い、激励を受けた。「初出場なのに、みなさんの知名度がすごかった。それもドカベンのおかげ」と奮起。快速右腕として全国区となり、大学、社会人を経て、カープに入った。

 入団1年目の98年には小林コーチは「あぶさん」で主人公を三振に取るシーンに登場。プロ入り後は会う機会はなかったが、たびたび漫画に登場した。「僕が2軍でくすぶっているときも、描いてくださった。自分へのエールだと勝手に受け取っていました」。プロ8年間で通算19勝22敗29セーブ。「もっと活躍する姿をお見せして、先生の期待に応えたかった」と悼んだ。