多種多様なバナナがそろうゆめタウン広島の青果売り場(広島市南区)

 広島市民、実は無類のバナナ好き? 総務省の家計調査(都道府県庁の所在地別)によると同市は2020年のバナナの消費量、金額ともにトップだった。名産地でもなく、バナナを使った名物があるわけでもない。謎を追うと、見えてきたのは広島特有の「地の利」だった。

▶【グラフ】2020年バナナ年間消費量トップ10

 同年の広島市のバナナ消費量は1世帯(2人以上)当たり約23・9キログラム。最下位だった静岡市の約1・5倍もある。この10年で8回トップ10入りしており、偶然でもなさそうだ。

 本当に売れているのか。ゆめタウン広島(広島市南区)のバナナ売り場を訪ねた。手頃な1房200円台から1本600円台の高級品までずらりと並ぶ。この日は12種類もあった。広島県民なら当たり前の光景かもしれないが、東京出身の記者は意外な量と豊富さにびっくり。

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