新型コロナウイルスの感染急拡大で、広島県内の自宅療養・待機者が激増している。1日はわずか10人だったが、直近の16日では6444人。10日から過去最多を更新し続ける。県などは、自宅で体調が悪化した人の診療を強化している。

 自宅療養者は、流行の第5波では1593人(昨年8月30日)が最多だったが、今月10日に1751人と更新。県は入院かホテル療養を原則としていたが、軽症や無症状の人は自宅療養へ切り替えた。

 県は14日、療養・待機中に発熱など症状が出た人を診る「オンライン診療センター」を稼働。各保健所では、療養者の症状をつぶさに把握できるよう、国のシステム「My HER―SYS(マイハーシス)」活用も進める。当事者が携帯電話などで毎日、体温や血中酸素飽和度を入力。その内容を保健所や担当する医療機関が共有する仕組みだ。

 オミクロン株はデルタ株より感染力が高く、家庭内などでうつりやすいとの報告がある。広島県などは公式ホームページで療養時の注意点を案内している。(田中美千子)