普段通りの人出が見られた本通り商店街=6日午後0時50分、広島市中区(撮影・河合佑樹)

 新型コロナウイルス感染拡大を受け「まん延防止等重点措置」の適用方針が固まった広島と山口の両県。今後、地域住民たちに「自粛」が再び求められるが、6日の広島市中心部の人出はさほど減っていない。観光・飲食業者からは制限に落胆する声や先行きを不安視する意見が漏れる。感染拡大の一因との見方もある米軍基地への憤りの声も出ている。

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 この日、広島市中区の本通り商店街は、買い物客たちの姿が目立った。西区の女性(74)は「ワクチン接種が進み、皆がマスクをしている日本では、もう厳しい制限はそぐわないのでは。何が正しいかよく分からない」と困惑顔。一方、西区の会社員大瀬良次朗さん(45)が「迅速に対策を打ち出すのはいい」とするなど肯定の意見も目立った。広島県坂町の男性(65)は「感染が急拡大したのは米軍岩国基地の影響としか考えられない」と漏らした。

 NTTドコモによると、中区紙屋町の6日午後3時時点の人出は、感染拡大前(2020年1月18日~2月14日の平日の平均)と比べて5・1%の減少にとどまり、JR広島駅(南区)は逆に1・2%増。感染が急ピッチで拡大し、市民の警戒意識は追い付いていないようにも見える。

▽国基準より厳しい対策打ち出す