広島県の感染状況と対策を説明する湯崎知事=6日午後0時23分、県庁

 広島県は6日、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を県に適用するよう、政府に要請した。対象地域は広島市、廿日市市、大竹市、府中町、海田町の3市2町を想定。3市2町の飲食店に対して、午後8時までの範囲内で営業時間を短縮し、酒の提供をしないよう求めると明らかにした。

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 県幹部たちによる対策本部員会議で確認した。湯崎英彦知事は会合後、「オミクロン株の影響か、想像を絶するような感染拡大のスピードで、感染状況はあっという間に過去最大になる恐れがある。現時点で医療が逼迫(ひっぱく)しているわけではないが、県民には今日から、今できる行動変容をしてほしい」と述べた。

 県によると、政府に要請した重点措置の適用期間は「感染がピークアウトした後、病床(入院ベッド)の使用率が50%を下回るまで」。期間中、3市2町の飲食店には、県の「積極ガード店ゴールド」の認証店かどうかにかかわらず、営業時間を午後8時までの範囲内で短縮し、酒を提供しないよう求める。感染拡大の速さを理由に挙げた。

 飲食店への要請は、政府が重点措置を適用してから3日間の猶予を設けるとしている。仮に8日に適用された場合、10日までが猶予期間となる。協力した飲食店には支援金を出す。

 県内で宿泊や旅行をした場合の代金を最大半額に割り引く県の「やっぱ広島じゃ割」は、7日以降の新規予約を停止する。飲食業界を支援する「Go To イート」事業は7日以降、予約販売を止め、販売済みの券は利用自粛を要請するという。

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