佐藤敦之ヘッドコーチ

 中国電力陸上部のヘッドコーチに、同部OBで北京五輪男子マラソン代表の佐藤敦之氏(43)が就任したことが5日、分かった。1日付。約8年ぶりの復帰で、坂口泰監督の次の監督候補として、強豪再建を支える。「自分がいたチームの強化に携われることは幸せなこと。復活というよりも進化、成長させていきたい」と抱負を語った。

 佐藤氏は福島県出身。福島・会津高から早大を経て2001年に中国電力に入社した。主にマラソンで活躍し、07年の福岡国際で日本歴代4位(当時)の2時間7分13秒をマーク。代表に選ばれた08年の北京五輪では最下位(76位)に終わったものの、2度目の世界選手権となった09年のベルリン大会で6位入賞を果たした。13年の福岡国際を最後に現役を引退。14年4月から20年8月まで京セラ女子陸上部の監督を務めた。

 現役時は駅伝でも強さを発揮し、全日本実業団対抗で区間賞を5度獲得。04、07年の優勝に貢献した。チームは元日の大会で16位に終わり、7年連続で入賞を逃した。佐藤氏は「まずは入賞圏内に入り込むこと。具体的な数字としては選手の持ちタイムを1キロにつき2秒縮めたい。ゆくゆくは日の丸を付ける選手を育てたい」と青写真を描いた。(友岡真彦)