記者会見する沖縄県の玉城デニー知事

 全国で4日に発表された新型コロナウイルスの新たな感染者数が計1268人となった。千人を超えるのは昨年10月6日以来。年末年始で人の移動が増えたことによる感染「第6波」への懸念が強まっている。感染者は沖縄県で225人に急増、山口県では79人のうち米軍岩国基地がある岩国市で62人に上った。米軍内のクラスター(感染者集団)が地域に波及しているとの見方もある。

▶米軍岩国基地で47人感染

▶米軍三沢基地で56人感染

 新規感染者は他に東京都、大阪府、広島県でも100人を上回った。拡大する新変異株「オミクロン株」の市中感染とみられる事例も京都府、群馬県、愛知県などで確認された。各地で同株への置き換わりが進んでいる可能性がある。

 沖縄県の玉城デニー知事は記者会見で「高齢者への感染が広がれば重症化リスクも考えられ、さらなる医療逼迫(ひっぱく)を来す」と危機感を示し、「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請することを検討しているとした。

 政府は、沖縄県から要請があれば重点措置を週内にも適用する方向で調整に入った。関係者が明らかにした。

 また、沖縄県は4日、在沖縄米軍で164人が陽性だったことも公表、感染者は計3863人になった。県の集計には含めていない。

 米軍岩国基地も、基地関係者47人の感染を発表。基地内の感染者は計489人となった。山口県の対策本部会議で村岡嗣政知事は「感染拡大は岩国基地関係者の影響の可能性が高い」と強調した。

 青森県三沢市は4日、米軍三沢基地で基地関係者56人が新型コロナに感染したと発表。いずれも3日までに確認された陽性者という。

 感染者の増加傾向が目立つ東京都では4日、新規感染者が151人報告された。小池百合子知事は職員に向けた新年あいさつで「伝播(でんぱ)性が高いと言われているオミクロン株の感染拡大が相次ぎ、年末年始で急激に拡大している」とし、先手先手の対応を求めた。 

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