感染対策や検査を呼び掛ける湯崎知事

 広島県は3日、県内で公表済みの新型コロナウイルス感染者のうち12人が新変異株「オミクロン株」の陽性だったと明らかにした。県内のオミクロン株の感染者は計14人となり、感染が疑われる人も別に22人以上いる。県は県内で市中感染が始まっているとみて、感染防止策の徹底と積極的な検査を呼び掛けている。

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【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 12人は10歳未満から50代までで、居住地は県西部11人、北部1人。11人に県外との往来などがあった。症状は軽症11人、無症状1人。全員が先月下旬から県内の医療機関に入院している。

 県は県内で22日ぶりの感染公表となった先月22日から今月2日までの感染者124人を分析。オミクロン株関係54人、デルタ株関係39人、未確定31人とした。

 オミクロン株関係のうち友人や職場グループの3組計10人は、県内での市中感染と推定している。また、尾道市での会食1件での感染者35人のうち8人はオミクロン株と判明。県内初のオミクロン株によるクラスター(感染者集団)とみられる。このクラスターや家族1組3人、関連不明の1人は感染者が急増中の岩国市と往来するなどの関連があるという。

 湯崎英彦知事はこの日、緊急で記者会見し、大人数で食事した▽普段会わない人と食事したか長時間過ごした▽オミクロン株が確認された県外地域との往来があった―という県民へ積極的に検査を受けるよう要請した。「今後2週間で感染が急拡大する懸念がある。一人一人が感染防止策を徹底してほしい」と訴えた。(岡田浩平)

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