運転を再開し、貨物列車の脱線現場付近を通る山陽線の普通列車(31日午後1時13分、広島市安芸区上瀬野町)
運転を再開し、貨物列車の脱線現場付近を通る山陽線の普通列車=31日午後1時13分、広島市安芸区上瀬野町(撮影・山田太一)
運転再開へ向け、貨物列車の脱線現場付近を走る点検列車=31日午前11時9分、広島市安芸区上瀬野町
貨物列車が脱線した広島市安芸区の現場付近を走る点検列車=31日午前11時9分(撮影・山田太一)
貨物列車の脱線現場付近を走る点検列車。急坂のため、2台目の機関車(左端)が最後尾から後押しする(31日午前11時45分、撮影・山田太一)
(写真 全5枚)

 広島市安芸区上瀬野町のJR山陽線で起きた貨物列車の脱線事故で、不通となっていた西条―安芸中野間が31日午後、3日ぶりに運転を再開した。JR西日本広島支社(東区)は、枕木の交換作業などを終えた後に点検列車を走らせ、安全を確認できたとしている。

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 大動脈である山陽線がつながり、家族連れや帰省客でにぎわう広島駅(南区)の利用客からは歓迎の声が上がった。兵庫県から廿日市市の実家に家族3人で帰省する途中だった派遣社員浜崎紀子さん(51)は「JRでしか帰省できない人もいるので、再開は良かった」と安心していた。

 事故は昨年12月28日夜、山陽線八本松―瀬野間で発生。25両編成の貨物列車のうち12両目が脱線した。事故原因の調査や復旧のため、広島支社は29、30の両日、西条―安芸中野間の上下線で運転を終日取りやめていた。(阪本茉莉)