時折、激しい雪が降る中、自宅前の雪を取り除く住民(26日午前11時28分、庄原市高野町新市)

 中国地方は26日、上空に強い寒気が流れ込み、山陽の山間部や山陰を中心にまとまった雪が降った。島根県では、積雪による交通の乱れや停電が起き、出雲市で女性1人が転倒して軽いけが。広島地方気象台は、27日夕にかけて大雪が続く見通しを示し、警戒を呼び掛けている。

<写真集>広島県内 <写真集>山陰

鳥取自動車道で大雪により数十台立ち往生

 26日午後4時時点の積雪は庄原市高野43センチ▽広島県北広島町大朝14センチ▽同町八幡13センチ▽島根県奥出雲町横田47センチ▽同県飯南町赤名34センチ▽鳥取県大山町大山76センチ。広島市中区では午後7時時点で、この冬最低の氷点下1・0度を記録した。

 出雲市消防本部によると、26日午後1時ごろ、出雲市内の路上で同市の60代女性が足を滑らせて転倒。後頭部を打ち軽傷という。中国電力ネットワークの調べでは、雪による倒木などで25日深夜から、松江、雲南市、美郷町など島根県内で計約1860戸が停電したという。鳥取県内でも停電が相次いだ。

<広島・山口・島根の交通情報>

広島県内の道路ライブカメラ

 国土交通省三次河川国道事務所は、26日午前5時から午後0時半までの7時間半、中国やまなみ街道の三次東ジャンクション・インターチェンジ(JCT・IC、三次市)―三刀屋木次IC(雲南市)間の上下線を通行止めにした。

 広島県内で最も多くの積雪があった庄原市高野町では、時折、視界が閉ざされるほどの吹雪になり、凍結した道路を行き交う車は、ライトを付けてスピードを落として慎重に進んでいた。雪がやんでいる間に自宅前を除雪した同町の会社員中谷弘樹さん(58)は「昨夜から一気に積もった。重たい雪なので、腰が痛くなりそう」と汗を拭っていた。(河野揚、石川昌義、高橋良輔)