今期限りでの退任を表明した山下市長

 来年7月に任期満了を迎える島根県江津市の山下修市長(73)は20日、次の市長選に立候補せず、2期目の今期限りで退任する意向を正式に表明した。「前向きで創造的な取り組みを進めるリーダーに次代の江津市を委ねたい」と述べた。

 市議会定例会の閉会に合わせたあいさつで明らかにした。社会のデジタル化に触れ「『スマート自治体』に生まれ変わらなければならない。若く、エネルギーに満ちた新しい市長によって一層輝くまちとなることを期待する」とした。

 山下市長は出雲市出身。県地域振興部長などを経て2014年の江津市長選に初当選した。江の川の災害対応や新市庁舎の移転新築に取り組んだ。任期は7月15日まで。

 これまで同市長選に立候補を表明した人はいない。山下市長を支えた自民党県連の地域支部を中心に後継候補を探る動きがある。市議会に議席を持つ立憲民主、共産両党の地域組織はいずれも「現時点で決まっていない」とする。

 ▽問われる災害対策 学校統合など積み残し

 今期限りで退任する意向を明らかにした江津市の山下修市長は在任中、頻発した江の川の災害対応に追われた。財政再建に注力した一方、小学校統合など積み残した大型事業もある。今後の市政課題を整理する。