東京電力福島第1原発1号機の原子炉格納容器調査に使うロボット。線量計の表示に異常が起きた(IRID、日立GEニュークリア・エナジー提供)

 東京電力は12日、福島第1原発1号機で開始予定だった原子炉格納容器の内部調査を、準備作業段階で一時中断したと発表した。使用する水中ロボットの放射線量計などの表示に異常が起きたためで、調査は開始できていない。

 東電は原因究明と対策を実施後に再開する予定だが「見通しは立っていない」としている。

 調査は溶融核燃料(デブリ)の取り出しに向けた情報収集が目的。12日は、汚染水がたまった容器内を進む調査用ロボットのケーブルが引っ掛からないよう、事前に別のロボットを使って通り道となる金属製の輪「ガイドリング」の取り付けを始める予定だった。