前間卓さん

 24歳で初めて1軍のマウンドに立ち、前間の人生観は一変した。入団7年目の1996年、開幕戦はワンポイントで左打者を封じ、5月に初先発でプロ初勝利。32試合、3勝2敗1セーブ、防御率3・88でたどり着いた心境は「もう、いいかな。プロ野球選手には向いていない。ここは自分の居場所じゃない」。投げる意欲を失った翌年オフ、26歳で自ら引退を申し出た。