松山町の高台から原爆で壊滅した浦上天主堂を望む(林重男氏撮影、長崎原爆資料館所蔵)

 ▽爆心地は写真収集に苦心

 長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)が昨年から、被爆前の長崎市内を捉えた写真の収集に本腰を入れている。市民から寄せられた古いプリントをデータ化し、次世代へとつなぐ試みである。そこには、広島と変わらない日常が写る。一方、カトリック教会など長崎ならではのカットもある。原爆に奪われた、もう一つの被爆地の街並みを写真で「再現」したい。