京都市の三十三間堂で矢を放つ新成人=16日午前

 京都市東山区の三十三間堂で16日、弓道の伝統競技「通し矢」に由来し、新成人が腕前を競い合う大的全国大会が開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で昨年は中止となったが、今年は無観客で開催した。密を避けるため的の数も一つ減らした。例年より静かな境内で晴れ着姿の新成人ら約千人が60メートル先の的を狙い、快音を響かせた。

 参加した市内の専門学校2年の山崎愛生さん(20)は「コロナで弓道を続けられなかった友達もいる。その人たちのためにも頑張って矢を放った」と話した。

 京都府弓道連盟によると、通し矢は江戸時代に盛んになり、一昼夜で射通した矢の数を競ったとされる。