東京パラリンピックの女子マラソン視覚障害T12を初制覇し、喜ぶ道下

 東京パラリンピックには中国地方ゆかりの21選手が出場。陸上の2選手が前回リオデジャネイロ大会の悔しさをばねに金メダルを手にしたほか、初出場の若手2人も団体球技で銅メダルに輝いた。

 大会最終日を歓喜で彩ったのが女子マラソン(視覚障害T12)の道下美里(三井住友海上、下関市出身)だ。リオ大会は銀メダルで、「5年前の忘れ物を取りにいこう」と決意。身長144センチの体を目いっぱい使って力走し、30キロすぎに抜け出した。「周りを全く気にせずに自分の走りができた。100点満点」と声を詰まらせた。

 陸上男子の車いすT52では、岡山市中区在住の佐藤友祈(モリサワ)が400メートルと1500メートルの2冠を達成。いずれもリオ大会で敗れたマーティン(米国)に雪辱し、「この5年間、自分のことを奮い立たせて戦ってきた」と胸を張った。

 ゴールボール女子では23歳の高橋利恵子(筑波大大学院、広島市安佐南区出身)が守備の要のセンターとして銅メダルに貢献。車いすラグビーの長谷川勇基(ソシエテ・ジェネラル証券、広島市南区出身)も銅メダルを手にし、「自分にとってはこれがスタート」とパリ大会を見据えた。(加納優)

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