判決後に記者会見する原告の楊馥成さん=11日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 第2次大戦前、日本の植民地統治時代の台湾で生まれたのに、戦後に日本国籍を喪失したとされるのは不当だとして、台湾人の男性3人が日本国籍を有していることの確認を国に求めた訴訟の判決で、東京地裁(市原義孝裁判長)は11日、請求を棄却した。

 原告は楊馥成さん(99)ら80~90代の3人で、いずれも台湾出身の両親の間に生まれ、日本国籍を取得した。戦後、日本は1952年に発効したサンフランシスコ平和条約で台湾など海外植民地の領土権を放棄。台湾系日本人は国籍を喪失したものとして扱われた。