閉館が発表された「岩波ホール」の入り口=11日午後、東京・神田神保町

 東京・神田神保町のミニシアター「岩波ホール」は11日、7月29日をもって閉館すると公式サイトで発表した。新型コロナウイルスの影響による経営環境の急激な変化を受け、劇場の運営が困難と判断したという。

 ミニシアターの先駆けとされる岩波ホールは1968年に多目的ホールとして開館し、高野悦子さんが総支配人に就任した。単館映画館となったのは74年以降。文芸作品や思想系、社会派ドキュメンタリー作品を中心に上映してきた。

 岩波ホールが上映し、人気となった主な作品はサタジット・レイ監督の「大地のうた」、リンゼイ・アンダーソン監督の「八月の鯨」など。