厳しい練習の成果を試す衣笠。平安の4番打者らしく豪打を振るった

 ▽夜、学校に戻り練習

 1年生秋の新人戦。衣笠は1試合ちょいと顔を出しただけで、膝を痛め2カ月間、練習を休んだ。2年夏もベンチに入れず、寂しく平安の予選敗退を見守った。「平安は県内で負けてはいけないんだ。負けることは許されないんだ」。当時、ちょくちょく“なまけ癖”が顔をのぞかせていたという衣笠にとって、試合に出られなかったことよりも、天下の平安が敗れたのがショック。自らの手で“再建”を誓わずにはおれなかった。