自転車で自民党本部に向かう山下貴司元法相=2021年12月、東京・永田町

 自転車で国会周辺を行き来する議員の姿が少しずつ目立ち始めた。分刻みの日程をこなすため数百メートルの移動でも使われることが多い車に対し、自転車は渋滞知らずで、徒歩より速い。新型コロナウイルスの感染回避手段としてのメリットも。省庁所管の政策に強い影響力を持つ族議員になぞらえ、新たに「自転車族」が誕生したとみる向きもある中、愛用者は通常国会が召集される17日以降もペダルをこぐ。

 「黒塗りの公用車がなくなった日に、黒塗りの自転車を買った」。筋金入りの「自転車愛」を自任する自民党の山下貴司元法相。閣僚在任中は警護官が同行するため「さすがに乗れなかった」と語る。