京都の花街の仕事始めに当たる「始業式」を前に、あいさつを交わす舞妓ら=7日午前、京都市東山区

 京都の花街・祇園甲部の芸妓や舞妓が7日、京都市東山区の稽古場「八坂倶楽部」で、芸事の精進を誓う「始業式」に臨んだ。新型コロナウイルス感染防止のため報道関係者には非公開とされたが、式の前には黒紋付きの着物で正装した芸舞妓が集まり「おめでとうさんどす」「おたのもうします」とあいさつする姿が見られた。

 祇園甲部によると、集まったのはお茶屋関係者を含め約100人。式では芸舞妓が誓いの言葉を唱和し、京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代さんが祝いの舞を披露した。芸舞妓は「頭を垂れて謙虚に生きる」という意味を持つ稲穂のかんざしを身に着けた。