激しい練習の合間、だるまを膝にくつろぐ衣笠

 ▽難しい入試も突破

 “無名校”洛東中が一躍、京都市中学野球大会で準優勝。そのけん引車的存在となった「衣笠」の名は、少なからず高校指導者の間で知れていた。実際、私立高からの勧誘もあったようだが、衣笠には平安高への進学しか頭になかった。当時、平安高は夏18回、春21回の甲子園出場を誇っていた。京都の球児にとって平安は、あこがれの高校であった。