鹿児島県の奄美大島近海に、ザトウクジラが来遊するシーズンを迎えた。ホエールウオッチングのツアーも始まり、参加者は海面に現れた雄姿に歓声を上げていた。ツアーは3月末まで。
奄美クジラ・イルカ協会によると、奄美大島周辺には12月~4月、出産や子育てのためザトウクジラが来遊し、1~3月が特に多く見られる。昨シーズンは、過去最多の1097頭を確認した。
1月4日、息子3人と初めてツアーに参加したという奄美市の教師上村直さん(43)は「なかなかない機会で感激した。身近にクジラを見られる自然がある奄美はいいと思った」と喜んでいた。