塩野義製薬の本社ビル=2021年12月、大阪市

 塩野義製薬は5日、開発を進めている新型コロナウイルスの飲み薬タイプの治療薬に関して、2021年中としていた承認申請が遅れていると明らかにした。9月から最終段階の臨床試験(治験)を実施しているが、国内の感染者数減少で治験者の確保が難航していることが理由という。塩野義はできるだけ早く承認申請し、21年度末までに100万人分の供給を目指す。

 塩野義の治療薬は、軽症者向けで、ウイルスの増殖を抑制して重症化を防ぐ仕組み。新型コロナの治療薬を巡っては、米製薬大手メルクが開発した飲み薬「モルヌピラビル」が21年12月に特例承認されている。