箱わなで捕まえたイノシシを確かめる藤元さん(2021年12月、周防大島町)

 イノシシやサルが瀬戸内海沿岸部に現れ海を渡る。人里近くでツキノワグマの目撃が相次ぐ。国の特別天然記念物オオサンショウウオが南に流される。過疎化による里山の荒廃や耕作放棄地の増加、木の実の不作、地球温暖化…。さまざまな原因で動物たちが生息域を広げ、農作物や漁業資源に被害を与える。人間のそばにまで迫り来る実態を追い、共存の道を探る。