試作品を手に、新たな福山琴の構想を話し合う藤井理事長(左)たち

 福山市伝統の琴を手掛ける業者が、音楽グループ「和楽器バンド」の琴奏者いぶくろ聖志(きよし)さん(38)のアイデアを取り入れた新たな福山琴の考案に取り組んでいる。愛好者の減少により業界が細る中で、若者たちの関心の呼び起こしを図る。一般販売するほか、いぶくろさんの演奏に使ってもらう計画もある。

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 市内の琴業者6社でつくる福山邦楽器製造業協同組合が、事務局の福山商工会議所と連携。今年夏から話し合いを続ける。初心者でも手にしやすいよう、これまでに長さ約90センチと通常の福山琴の半分ほどの試作品を製作した。いぶくろさんが10月にコンサートで福山市を訪れた際に「音色に気軽に触れられる琴があれば」との意見を聞き取り、ステージで使用した琴の大きさも参考にした。