焼け跡から見つかった従業員用のユニホームを手に、再開を決意する大畑代表(撮影・高橋洋史)

 JR広島駅西側の通称「エキニシ」の大規模火災で被災した居酒屋「バルタン本店」の焼け跡から、焼失を免れた従業員用のユニホームが1着だけ見つかった。「お客さんと従業員みんなでつくり上げた店。この場所で、同じユニホームで、またお客さんを迎えたい」。大畑直矢代表(38)の再起への決意を、この1着が支えている。

 市内に五つの飲食店を展開するバルタン。被災店はグループ最大規模だった。火元の住宅に近かった店は瞬く間に炎にのまれた。屋根と壁は焼けて崩れ落ち、自慢だった古民家風の内装は見る影もなくなった。