福山市内の小学校敷地の斜面から転落し頭の骨を折って目に障害が残ったのは市に責任があるとして、同市の元児童(13)と保護者が市に計946万円の損害賠償を求めて広島地裁福山支部に提訴したことが3日、分かった。

 訴状によると2018年11月、当時10歳の児童が放課後に友人と斜面で遊んだ後、滑って高さ約5メートルから道路に転落。頭を強く打ち、頭蓋骨骨折や外傷性くも膜下出血の重傷を負い、視力や視野に後遺症となった。

 原告側は、市が立ち入りを防ぐ柵や危険性を知らせる看板を設置しておらず「安全性を欠いていたことは明らか」と主張している。

 15日に第1回口頭弁論がある。原告の代理人は「小学生が登ることが想定できる場所。市に管理の責任がある」と訴える。市教委は「現段階でコメントは差し控える」とした。(川村正治、佐伯春花)