広島工業大(広島市佐伯区)で、まちづくりをテーマに「宮島・土曜講座」があった。本年度は3回開かれ、今回は「地域の文化財と文化的景観」が題材。九州大大学院人間環境学研究院・学術協力研究員の天満類子さん(42)が廿日市市の宮島商工会館で講演した。

 講座にはオンラインを含めて学生や市民たち47人が参加。文化的景観の意味や、人の営みと自然が共存することで生まれる具体的な景観事例を学んだ。

 参加者同士で、宮島の文化的な景観を「もの」「しくみ」「ひと」の項目に分けてワークショップも開催。意見を交わして理解を深めていた。

 天満さんは「まちづくりでは、歴史を大切にするだけでなく、人や自然の営みを感じられる工夫が大切」と述べた。参加した工学部建築工学科3年の竹林尚哉さん(20)は「普段の生活で地域特有の景観や建物の特徴を注意して見てみたい。学びをゼミでの研究にも役立てたい」と話していた。(4年 近藤令奈)