栃木県那須町で登山講習中の高校山岳部員ら8人が死亡した雪崩事故から27日で5年となるのを前に、県教育委員会は21日、事故の風化防止と再発防止を目的とした研修会をオンラインで開いた。県内5校の山岳部生徒や顧問ら約50人が参加した。

 講師で、那須の雪崩事故の検証委員も務めた名古屋工業大の北村憲彦教授(63)は冒頭、事故当時の雪上歩行訓練に関して「何を達成したいのか具体的な目標がなかった」と問題点を指摘した。

 研修では実際の地形図を用いて登山で達成すべき目標設定と、その目標に対応したルート計画や、リスクの有無を具体的に検討していった。