広島県内の65歳以上の高齢者で新型コロナウイルスワクチンの3回目を接種した人の割合は27日時点で81・9%となった。全国平均を上回るペースで8割を超えた。一方、18~64歳の県全体の接種率は約3割で市町別でばらつきもみられる。

 県のまとめでは、27日時点の高齢者の接種率は県内23の市町全てで7割を超えた。竹原市の89・5%が最も高く、神石高原町、海田町、庄原市が続く。1カ月前(2月27日)と比べ、県全体で27・8ポイント上昇した。

 県や広島市は高齢者の新規感染者の減少に一定の効果が出ているとみる。県のワクチン政策の担当者は「多くの関係者の協力を得て、順調に進んでいる。高齢者施設での検査の強化も感染減につながった一因」とみている。

 一方、18~64歳の県全体の接種率は30・2%。市町別で6~2割台と自治体によって差が大きい。最も高い神石高原町は67・0%で希望する人の接種が今月末にはおおむね終わる見通し。「医療機関は少ないが休日も対応していただいた」とした。

 27・1%だった広島市は「若い世代でオミクロン株は重症化しにくいとの情報が広がったり、年度末で仕事が忙しく副反応で休みにくかったりする影響が出ているのではないか」とみている。3回目接種は昨年12月、医療従事者から始まった。(下高充生)