活動内容などを発表する学生

 広島国際大(広島県東広島市)医療福祉学科の学生団体「難病プロジェクト」が3月、広島県難病団体連絡協議会主催の「難病カフェ」で活動報告を行った。カフェはオンラインでも配信され、学生、医療・福祉分野の専門職、患者家族ら20人以上が全国から参加した。

 同プロジェクトでは、既存の福祉制度で対応が難しい患者の日常生活に隠れている夢や希望をかなえる活動を行っている。昨年11月には、脊髄小脳変性症という病気と闘う吉田正男さんの「憧れのサクソフォン奏者・波山美晴さんとコンサートを開催したい」という夢がかなった。

 企画に携わった学生からは、プロジェクトを立ち上げた目的や活動内容、コンサート企画当初から実施に至るまでの道のりを写真や映像を交えながら紹介した。参加者同士で夢を語り合う場面では、オンラインで参加した難病患者から、「誰かの夢がかなうことは自分自身の励みにもなる」という声も。学生たちの支援がきっかけとなり、全国の難病患者やその家族に元気や希望をもたらした。

 コンサート企画時に4年生としてリーダーを務めた同学科卒業生の浅香弥音さん(22)は、「プロジェクトを通して関わった方々と過ごした時間は財産。さまざまな人の思いを受け取れる医療ソーシャルワーカーを目指したい」と抱負を語った。(広島国際大3年 藤山すずか)