堂林の奮闘のきっかけは、あのミスだったのではないか。引き分けた8日の阪神戦(甲子園)。十一回無死一塁、犠打をしくじり、併殺打に終わった時だ。悲愴(ひそう)感たっぷりの顔でベンチに戻ると、首脳陣の誰かからこんな声が飛んだという。「この状況のバントは簡単ではない。使った側が悪い」