ベンチが、にわかに慌ただしくなったのは八回だった。20。中崎が1死からストライクが入らない。3者連続の四球。続投か、交代か。じっと座っていた佐々岡監督は立ち上がり、グラウンドに背を向けてブルペンのモニターを見つめる。きびすを返して再びベンチに座った。決断したのは続投。シーズンはまだ序盤である。危機管理につなげる一敗と捉えたい。