しゃもじ形をした小松菜の葉がすっくと伸びる。「元気いっぱいでしょう」。ビニールハウス13棟で育てる広島市安佐北区白木町の楠和也さん(35)と妻の佳織さん(35)がにこやかに話す。

 小松菜は一年を通して栽培される。種をまき、冬場は収穫まで90日ほど。寒さで甘みが増すそうだ。初夏のこの時季は40日くらいで太く、みずみずしく成長する。

 「葉と茎のしゃきしゃき感をぜひ味わって」。楠さん夫妻の一推し料理は、小松菜が「主役」の焼きギョーザだ。たっぷり刻んで具に混ぜ、保育園に通う2人の子どもたちにも人気という。「50個作って、家族でぺろっと食べてしまう。ご飯も進みます」

 かつて小松菜といえば