L字形に並ぶ全4棟の保存が事実上固まった旧陸軍被服支廠。4号棟(手前)を国が、残る1~3号棟を県が所有する(撮影・高橋洋史)

 広島市南区にある最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」の全4棟のうち、国が所有する1棟を耐震化する方針を固めたことが17日、分かった。所有3棟の耐震化を進める広島県と足並みをそろえる。存廃議論に揺れてきた「物言わぬ証人」は事実上、全4棟が保存される見通しになった。