水揚げしたばかりのサワラから卵を採取する県職員

 呉市などで水揚げされる広島県産サワラの漁獲量が2020年、26年ぶりに100トンを上回り、回復傾向を見せている。一時は10トン台にまで落ち込んだが、瀬戸内海沿岸の各県や漁業関係者たちの資源保護の取り組みの効果が出たとみられる。同市の阿賀漁協は、今年も近海で受精卵を放流した。

 17日午後8時過ぎ、県水産課と市農林水産課の職員、漁師の計6人が1隻の漁船に乗り込んだ。産卵期を迎えた取れたてのサワラの提供を受け、船上で卵を人工授精して海に放流するためだ。