【広島10―1中日】(21日、マツダ)
甲子園を沸かせたドラフト1位同士の対戦が思わぬ形で実現した。
10―1の八回、広島東洋カープの小園海斗は、同学年の「投手」中日根尾を前に打席に立った。センバツ優勝投手でありながら、プロ入り後、野手に専念する根尾の1軍初登板。無死一塁、4球目の147キロの直球を捉えたが、右飛に打ち取られた。「楽しかったです。芯に当たったけど、打球が低かったので捕られるなあと。いい球を投げている印象はあったので対戦できて良かった」。最速150キロで、球場をどよめかせたライバルとの顔合わせをかみしめた。
中学時代の2013年、大会で一度対戦。「中1の時とは変わっていると思ったし、まずはしっかりと強いまっすぐを(意識した)。今日が最初で最後だと思うけど(再戦があれば)頑張ります」と話した。