学資保険は学費を貯めるための最もポピュラーな金融商品ですが、学資保険に入った後に解約せざる得ない状況になる場合もあるでしょう。
そこで今回は、学資保険の解約方法や解約前に知っておくべきポイントについて紹介をします。 わかりやすく説明をしますのでぜひ参考にしてください。
- 学資保険の解約方法について
- 学資保険の解約はタイミングが重要なこと
- 学資保険を解約するために知っておきたいポイントは5つある
- 学資保険を乗り換える際に抑えておきたいポイントは3つある
- 学資保険の解約に迷ったら無料保険相談所がおすすめ
学資保険の解約方法
まずは学資保険の解約方法について説明をします。
各保険会社によって違いはあるかと思いますが、代表的な解約方法について紹介しますのでぜひ参考にしてください。
学資保険の解約方法は主に3つあります。
- インターネットから必要書類を取り寄せる
- 電話で必要書類を取り寄せる
- 対面で解約をする
インターネットから必要書類を取り寄せる
多くの保険会社でインターネットから必要書類を取り寄せられます。
日中、仕事をしているとなかなか保険会社に必要書類を取り寄せるのが難しい人も多いと思いますが、インターネットからであれば、基本24時間365日いつでも請求が可能です。
最近は、コールセンターなどはコロナの影響によってかなり人数を減らしている傾向にありますのでなかなかつながらない可能性もあります。
インターネットであればそのようなストレスもないのでおすすめです。
電話で必要書類を取り寄せる
電話で必要書類を取り寄せる方法は最もポピュラーな方法であるといえるでしょう。
大抵の保険会社では、必要書類はすぐに送ってくれますし、速達で送ってくれるのが一般的です。
しかし、現在、コロナウィルスの影響で多くの保険会社はコールセンターの人数を減らしているようです。
なかなかつながりにくい可能性がありますので、コールセンターに問い合わせをする場合は時間に余裕を持って行うようにしましょう。
担当者に連絡をすれば解約書類を持ってきてくれるかも!
学資保険を対面で契約した場合、担当者がついているケースもあるでしょう。
そのような場合、担当者に連絡をすれば解約書類を持ってきてくれるかもしれません。
ただし、担当者に連絡をして解約書類を取り寄せると、解約を止められる可能性もありますので注意してください。
学資保険の解約のタイミング
学資保険を解約するタイミングは非常に重要です。
学資保険によっては、契約してから一定の年数を超えると元本割れを起こさずに解約できるからです。
解約するタイミングを考えずに解約をしてしまうと、少しのタイミングの違いで大きな損失を被ってしまう可能性がありますので注意してください。
また、学資保険を解約する際はお金が必要な場合が多いと思いますが、お金が必要な場合は、「契約者貸付」を利用するのも検討しましょう。
契約者貸付とは、今まで支払った保険料の範囲内でお金を貸してくれる制度です。
当然、お金を借りることになるため利息がかかりますが、消費者金融や銀行のカードローンなどに比べかなり低い金利でお金を借りることが可能です。
契約者貸付を利用すれば、学資保険を解約せずに済む場合もあるので、ぜひ利用を検討してみてください。
学資保険を解約するために知っておきたいポイント
学資保険を解約する際に知っておくべきポイントはいくつかありますが主なポイントが5つに集約されます。
- 元本割れを起こしてしまう可能性がある
- 契約者に万が一のことがあったときの保障かなくなる
- 先に支払っている保険料が返還されない可能性がある
- 学資保険を解約してしまうと二度と元の契約には戻らない
- 生命保険料控除の利用ができなくなる
元本割れを起こしてしまう可能性がある
契約してから短期間で解約してしまうとほとんどの商品で元本割れを起こしてしまいます。
学資保険は、契約してから一定年数が経過していれば元本割れせずに解約できる商品がありますが、契約してから短期間で解約してしまうとほとんどの商品で元本割れを起こしてしまいます。
せっかく、お金を増やすために学資保険に加入したのにお金が減ってしまっては元も子もありません。 解約するタイミングによって解約返戻金は大きく異なりますので、契約する際にもらう設計書でよく確認するようにしましょう。
契約者に万が一のことがあったときの保障かなくなる
学資保険を解約してしまうと保障は一切なくなります。
ほとんどの学資保険では、契約者である親に万が一のことがあった場合、その後の保険料が免除されるなどの保障があります。
しかし、当たり前ですが学資保険を解約してしまうと保障は一切なくなるので注意してください。
また、学資保険の中には、生命保険のように保険料以上の保険金がもらえる商品もあります。
せっかく付けた保障がなくなってしまうことは、学資保険を解約する際に知っておくべきポイントになるでしょう。
先に支払っている保険料が返還されない可能性がある
全期前納払い以外は、年払いなどまとめて支払う方法でも解約返戻率によっては、元本割れを起こしてしまう可能性があります。
学資保険の支払い方法は、「月払い」「半年払い」「年払い」「全期前納払い」の4つあります。
このうち、全期前納払いとは、あらかじめ、保険料の総額を支払う支払い方法です。
全期前納払いの場合、1年分の保険料を前もって受け取った保険料から充当していくので保険料に当てられていないお金もあります。
保険料に当てられていない部分については、解約返戻率で計算されるのではなくそのまま戻ってくるので安心してください。
しかし、全期前納払い以外の支払い方法については全て保険料に当てられているので解約返戻率で計算されます。
つまり元本割れを起こす可能性があるのです。
全期前納払い以外は、年払いなどまとめて支払う方法でも解約返戻率によっては、元本割れを起こしてしまう可能性があるので注意してください。
学資保険を解約してしまうと二度と元の契約には戻らない
解約をしてしまうと二度と元の契約に戻せません。
学資保険に限らず保険は当たり前ですが、解約をしてしまうと二度と元の契約に戻せません。
解約した後に後悔しても遅いので、学資保険の解約する際はよく検討してから行うようにしてください。意外と解約した後に契約を戻したいという相談は多いようですので要注意です。
生命保険料控除の利用ができなくなる
学資保険を解約してしまうと、生命保険料控除も使えなくなります。
生命保険料控除とは、保険料の一部を所得控除に利用できる制度です。要は、所得税や住民税が安くなる制度と覚えておいてください。
生命保険料控除には、「一般生命保険料控除」、「介護医療保険料控除」、「個人年金保険料控除」の3種類があります。
学資保険は、一般生命保険料控除に該当します。
控除できる金額は以下の通りです。
年間の支払保険料等 |
控除額 |
2万円以下 |
支払保険料等の全額 |
2万円超 4万円以下 |
支払保険料等×1/2+1万円 |
4万円超 8万円以下 |
支払保険料等×1/4+2万円 |
8万円超 |
一律4万円 |
学資保険を解約してしまうと、生命保険料控除も使えなくなるので注意してください。
学資保険を乗り換える際に抑えておきたいポイント
現在加入している学資保険よりも内容がいい学資保険が出た場合、乗り換えを検討する人も多いでしょう。
確かに、単純に考えると内容のいい学資保険に切り替えればメリットが多いように感じますが、学資保険を乗り換える際にはいくつかのポイントがあります。
学資保険を乗り換える際に押さえておきたいポイントは主に3つです。
- 子供の年齢によっては入れない可能性がある
- 子供の年齢によっては保険料が割高になるケースがある
- 必ずしも新しい学資保険に加入できるとは限らない
学資保険を切り替える際のポイントについてわかりやすく説明します。
子供の年齢によっては入れない可能性がある
子供の年齢によっては新たに学資保険に入れない可能性があります。
学資保険を内容のいいものに切り替えようと思っても、子供の年齢によっては新たに学資保険に入れない可能性があります。
加入している学資保険を解約してしまうと元に戻せませんので、事前にしっかり加入年齢などについて確認するようにしましょう。
子供の年齢によっては保険料が割高になるケースがある
乗り換えることによって保険料が割高になってしまうケースがあります。
学資保険は一般的に、子供の年齢が高くなればなるほど保険料は割高になる傾向にあります。
なぜなら、満期までの期間が短くなり運用できる期間が短くなるからです。
現在加入している学資保険よりも内容が良さそうに見えても、よくよく見ると、保険料が割高になってしまうケースはよくあります。
現在の子供の年齢と今加入している学資保険の内容をしっかり比べるようにしましょう。
必ずしも新しい学資保険に加入できるとは限らない
健康状態によっては新たに学資保険に加入できない可能性があります。
学資保険に加入する際は、親と子供の健康状態を告知する必要があります。健康状態によっては新たに学資保険に加入できないかも知れません。
新たな学資保険の契約が成立する前に現在加入している学資保険を解約してしまうと、新たな学資保険に加入できない場合、学資保険なしの状態になってしまいますので注意してください。
学資保険の乗り換えをする際は必ず、新たな学資保険の契約が成立してから、今加入している保険を解約しましょう。
学資保険の解約に迷ったら無料保険相談所がおすすめ
学資保険の解約を検討する際専門家に相談したいと思っている人もたくさんいらっしゃるでしょう。
専門家に相談したい場合、おすすめなのは無料保険相談所です。
専門家が親身になって学資保険の解約についての相談に乗ってくれますのでぜひ利用するようにしましょう。
おすすめの無料保険相談所を3つ紹介しますのでぜひ参考にしてください。
解約する前に解約する際のポイントについて知っておかないと大きな損をしてしまう可能性がありますのでしっかりポイントについて理解するようにしてください。
ほけんの窓口
運営会社 |
ほけんの窓口グループ株式会社 |
FP資格の相談員 |
在籍している |
取扱い保険会社数 |
生命保険会社:27社 |
相談方法 |
店頭 オンライン |
対応地域 |
全国 |
キャンペーン |
– |
ほけんの窓口は全国に700カ所以上の相談所があり、オンラインでの相談も可能です。
また、取り扱っている保険会社は40社を超えており、学資保険の乗り換えをする際にも自分に合った学資保険を選びやすいでしょう。
- 全国に700か所以上の拠点がある!
- 取扱保険会社が40社以上!
- オンライン面談も可能!
マネードクター
運営会社 |
株式会社FPパートナー |
FP資格の相談員 |
在籍している |
取扱い保険会社数 |
生命保険:22社 |
相談方法 |
訪問 オンライン |
対応地域 |
全国100拠点以上 |
キャンペーン |
あり |
マネードクターはFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を保持している専門家がたくさんいます。
お金の知識が豊富な専門家に相談してもらえるのは非常に大きなメリットです。
また、ファイナンシャルプランナーに相談できるので学資保険だけではなく全体のライフプランについての相談もできるでしょう。
取り扱っている保険会社も約30社程度と非常に多いのでご自身に合った保険を選べる可能性が高いといえます。
- 専門家が多い!
- オンラインでの面談も可能!
保険見直しラボ
運営会社 |
株式会社Jリスクマネージメント |
FP資格の相談員 |
在籍している |
取扱い保険会社数 |
生命保険会社:21社 |
相談方法 |
訪問 オンライン |
対応地域 |
全国70拠点 |
キャンペーン |
あり |
保険見直しラボは、ベテラン相談員の多さが特徴です。
もちろん若い相談員も多いですが、安定感のあるベテランに相談したい人は多いでしょう。
様々な経験をしているベテランの相談員にじっくり相談できるのは保険見直しラボの大きなメリットです。
- ベテランが多い!
- オンライン面談も可能!
学資保険解約 まとめ
今回は学資保険の解約について説明をしました。
せっかく加入した学資保険ですが、内容のいい学資保険に乗り換える場合やどうしても解約しなければならないケースもあるでしょう。
学資保険の解約をする際は、様々なポイントがありますので解約する前にしっかり確認するのが重要です。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、スムーズにかつ損しない学資保険の解約についての理解を深めていただければ幸いです。