たくさんある損害保険会社の中で火災保険のプランを見てみると、保険料が実に多種多様であることに気づきます。

大体どれくらいかわかったら、火災保険を検討する時に役立ちますよね。

今回の記事では火災保険の相場がどれくらいなのか、また保険料がどういう風に決められているのかについて詳しく紹介していきます。

  • 火災保険の相場は様々な要素によって決まっているため、はっきりとは言えない
  • 火災保険の保険料は「建物の延べ床面積」「構造・種類」「所在地」「補償内容・特約」「保険期間・支払い方法」6つの要素によって決まる
  • 保険料を安く抑えるためには保険期間をなるべく長く、支払い方法を一括にするとよい
  • 火災保険で迷ったら損害保険会社の取扱い数が多い保険無料相談窓口の利用がおすすめ

火災保険の相場はいくら?

火災保険ー相場ーいくら

火災保険はこの後紹介する要素6つが絡み合って金額を算出しています

そもそも戸建てなのかマンションなのかでも保険料は変わってくるのです。 このため一括りにして数字を出せません。

ただし、ある程度ケースに分けた中で目安を算出することは可能です。 ケース別の火災保険相場については後ほど詳しく紹介していきます。

火災保険の相場の決め方

火災保険ー相場ー決め方

火災保険の保険料はここで紹介する6つの要素によって決まっていきます。

そもそも火災保険の保険料は「純保険料」と「付加保険料」の2つで構成されています。

火災保険は損害保険の一つですが、損害保険は生命保険とは違ってあらかじめ被災した時に支払われる保険金額がはっきりわからないという特徴があります。

火災保険の概要を踏まえつつ、保険料を構成する6つの要素について詳しく見ていきましょう。

火災保険料の決め方
純保険料と付加保険料とは火災保険だけでなく、生命保険なども含めて保険は純保険料と付加保険料で構成されます。

純保険料…顧客に支払う保険金に充当される資金

付加保険料…保険会社の運営に必要な経費に充当される資金 付加保険料は保険会社によって金額が決定されますが、純保険料は損害保険料率算出機構という組織が出している参考純率をもとにして決めています。

火災保険料を決める要素①|建物の延べ床面積

建物が大きいほど火災保険料は高くなります。

これは、被災時の損害が大きくなる可能性が高いからです。

損害保険はこのように、損害発生リスクが大きくなればなるほど保険料が高くなるようになっています。

延べ床面積とは
建物のすべての床面積の合計のことです。 2階建ての住宅なら、1階と2階の床面積を合わせて算出します。 ただし、ロフトや玄関ポーチなど延べ床面積に含まれない部分もあります。

火災保険料を決める要素②|建物の種類・構造区分

【建物の種類と構造区分】

構造

種類

M構造

鉄筋コンクリート造

例:マンション

T構造

鉄骨造やツーバイフォー構造

例:一戸建て

H構造

木造

例:一戸建て

一戸建てかマンションかというそもそもの種類もそうですが、その建物の構造によっても保険料が異なります。

建物が燃えるリスクの高い構造は保険料が高くなっており、この3種類の中だと木造のH構造が一番高いです。

(保険料が高い/燃えやすい)H構造・T構造・M構造(保険料が安い/燃えにくい)

3種類の燃えやすさと保険料の関係は、このようになっています。

火災保険料を決める要素③|建物がある地域の災害リスク

火災に限らず、災害が発生するリスクの高さによっても保険料は変動します。

建物が所在する地域によって、災害リスクは変わるのです。

例えば川や海に近ければ水害の発生リスクが高くなりますし、台風が頻繁に発生するかで風災のリスクも変わります。

このため災害リスクが高い地域にある建物にかける火災保険料は、高くなる傾向にあります。

火災保険料を決める要素④|補償内容・特約


火災保険の補償内容や付加する特約によっても保険料は変わります。

火災保険では、多くの場合以下のような災害による損害を補償してくれます。

【火災保険で補償できる災害
火災・落雷・破裂・爆発・風災・雹(ひょう)災・雪災・水災・外部からの衝撃・漏水・盗難・暴力行為・破損・汚損 など
【火災保険で補償できない災害】
地震による火災など、地震による被害・水道凍結 など

補償範囲は保険会社やプランによって異なります。

最も安いタイプだと、多くの場合「火災・落雷・風災・雹災・雪災」程度の範囲になる場合が多いです。

それ以外の補償を付ける場合はオプションでつけたり、高いプランに入ったりすることになります。

また火災保険では地震による損害は補償されないため、地震補償をつけたい場合は「地震保険」に入る必要があります。

火災保険料を決める要素⑤|保険期間・支払方法

火災保険は保険期間や支払方法を選べます。

区分は保険会社によって異なりますが、一般的に保険期間が長い方が合計でやや安くなるように設定されています。

また分割払いか一括払いかでも異なり、一括払いの方がやや保険料が安くなるようになっています。

この要素では、「保険期間が長いものを一括払いする」ことでトータルの保険料を抑えることが可能となります。

火災保険料を決める要素⑥|損害保険会社の種類

利用する損害保険会社によっても保険料は変わります。

最近ではインターネットで見積もりから申し込みまでを完結できるネット損害保険会社が多数出てきています。

これに対して従来の大手損害保険会社があり、損害保険会社の種類は大きく分けて2種類です。

ネットで申込が完了できる分人件費や設備費をカットできることから、ネット損害保険会社は比較的保険料がやや安くなる傾向があります。

ただし、その分補償内容がシンプルなものになっているため、充実した内容を求めている場合はやや物足りない場合があります。

火災保険の相場|賃貸、一戸建て、マンション、アパートのケース別に紹介

火災保険ー相場ーケース別

火災保険の相場をケース別に算出するにあたって、固定した条件でいくつかの損害保険会社の見積もりを比較していきます。

今回は3つの建物の種別ごとにある程度の相場を算出していきます。

  • 賃貸アパート
  • 一戸建て、中古
  • マンション

賃貸アパート

【指定条件】 東京都/家財保険含む

建物構造

1年契約

2年契約

木造

3,610円~1万4,500円

1万2,000円~3万030円

鉄筋コンクリート造

3,610円~1万4,500円

1万2,000円~2万6,500円

鉄骨造

3,610円~1万4,500円

1万2,000円~2万6,500円

賃貸アパートに入居手続きの際、多くの場合火災保険にも加入します。

その時の相場は表のようになっており、安いものだと2年で4,000円もしません。

不動産会社を通して火災保険に入る時は、大体2年契約で2万円くらいを支払うケースが多いです。

実はあまり知られていませんが、賃貸物件の火災保険も自分で選んで入れます。

また、生命保険などとはちがって保険期間中でも解約が可能な上、解約返戻金として残りの期間分の保険料は手元に戻ってくるようになっています。

このため、後から安い火災保険に乗り換えることも可能です。

賃貸物件の火災保険加入時につけておきたい補償は以下の3つです。

  • 家財保険
  • 修理費用
  • 借家人賠償責任

部屋を解約する時には原状回復が必要となるため、場合によっては修理費用を請求されることがあります。

この時修理費用補償のついた火災保険に入っていると、持ち出しをせずに原状回復することが可能です。

一戸建て、中古

【指定条件】
東京都/面積100㎡/建物補償額2,000万円/保険料支払方法長期一括/保険開始日2022年1月/建築年月2022年1月

建物構造

補償内容

5年契約

10年契約

木造

(H構造)

火災・風災

3万6,850円~6万2,284円

9万160円~12万8,160円

火災・風災・水災

8万4,370円~13万2,440円

17万8,460円~27万6,630円

火災・風災・水災・破損・汚損

9万1,890円~13万8,620円

19万4,260円~28万9,880円

鉄筋

(T構造)

火災・風災

1万9,140円~2万8,520円

5万230円~5万6,400円

火災・風災・水災

4万2,360円~7万9,720円

9万5,760円~16万9,760円

火災・風災・水災・破損・汚損

4万9,350円~8万5,900円

10万8,360円~18万3,010円

一戸建ての場合、築年数による保険料の変化はあまりありません。

このため、中古でも新築と同じ金額を支払うケースが多くなっています。 表を見ると一戸建ての場合は、補償内容によって大きく金額が変わっています。

建物の所在地によって必要な保障も変わってきますが、多くの場合「水災」をつけるかどうかがポイントです。

ハザードマップを見て、川の氾濫や津波などの水災が起きる可能性を考え水災補償をつけるか検討しましょう。

また、火災保険には地震による補償がありません。

地震による補償をつける場合は、火災保険とは別に地震保険に加入する必要があります。

地域によって異なりますが、地震保険付帯率(火災保険と合わせて地震保険に入っている割合)は大体7割前後と高くなっています。

過去に大きな地震があった、これから起こる可能性が高いなどの場合は地震保険にも入っておくことをおすすめします。

マンション

【指定条件】東京都/建物1,000万円/家財500万円

築年数

補償内容

5年契約

10年契約

新築

火災・風災

1万5,890円~1万9,050円

3万3,350円~3万9,550円

火災・風災・水災・破損・汚損

2万3,955円~2万7,700円

4万8,859円~5万6,340円

築5年

火災・風災

不明

火災・風災・水災・破損・汚損

2万6,062円~3万330円

5万5,310円~6万4,380円

築10年

火災・風災

不明

火災・風災・水災・破損・汚損

3万560円~3万6,010円

5万9,705円~6万9,910円

マンションの火災保険は、一戸建てに比べるとかなり相場が安くなっていることがわかります。

マンションの場合、共用部分(エントランスやエレベーターなど)はマンションの持ち主による管理となりますが、専有部分(主に自分の居住スペース)に関わる損害は持ち主に責任が生じます。

ですから、専有部分に関しての損害に備えて火災保険ならびに地震保険に加入することは非常に大切です。

火災保険は5年一括と10年一括どっちがいい?

火災保険ー5年一括ー10年一括ーどっち

火災保険の保険期間や支払い方法の違いによって、保険料が変わってきます。

保険期間や支払い方法の選択で悩まれている方のために、5年一括と10年一括のどちらが良いのかについて説明していきます。

火災保険の保険期間の決め方|安さを求めるなら10年一括がお得

火災保険は最長10年、最短1年の保険期間で契約できます。

保険期間を長く設定すると支払う保険料がトータルで安くなるようになっているので、安さを求める場合は10年一括払いがお得です。

【損保ジャパンの場合】
条件:東京都/一戸建て(持ち家)/木造・新築/建物費用3,000万円/家財保険料700万円

【5年一括払い】 損保ジャパンー5年一括 【10年一括払い】 損保ジャパンー10年一括 ベーシックプランを比較してみます。

5年払いの場合単純に2倍すると10年で56万9,900円になるので、10年一括払いの方が8万1,360円もお得なことがわかります。

5年一括が良い場合

5年一括払いの方が良い場合は以下の通りです。

  • 5年後に別の保険会社に乗り換える予定がある
  • 5年後に建物を売却する予定がある
  • まとまったお金がなく、持ち出しを安く済ませたい

このように、ケースによっては5年一括払いの方が良い時もあります。

火災保険は中途解約すると解約返戻金として返ってくる

火災保険は多くの場合、保険期間中に解約すると解約返戻金が発生するようになっています。

保険会社が算出する「未経過料率係数」という数値を使って、解約返戻金の金額が決まります。

10年一括払いで契約したが別の保険に乗り換えたい、あるいは建物を売却したいという時に便利です。

火災保険に加入する前にプロに無料相談できる保険窓口4選

火災保険ー無料相談窓口

どの火災保険に入るか迷ったら、FPといったお金のプロに無料で相談できる保険窓口の利用がおすすめです。

今回は火災保険をはじめとする損害保険会社の取扱いが充実した無料保険相談窓口を4つ紹介していきます。

【火災保険の検討時に必要な物】
以下の書類を用意しておくと、スムーズに相談ができます。

  • 建物の建築構造や延べ床面積、築年数がわかるもの
    (建築確認済証・性能評価書・登記簿謄本など)

火災保険の無料相談におすすめの保険窓口①|ほけんの窓口

損害保険会社取り扱い数16社 ほけんの窓口ー無料相談

相談窓口

ほけんの窓口

運営会社

ほけんの窓口グループ株式会社

相談スタイル

・店舗相談(全国797店舗)
・オンライン相談

取り扱い会社数

・生命保険会社28社
・損害保険会社16社
・その他5社
合計49社

相談員の質

・FPなど専門資格保持者多数在籍

特徴

・全国に多数店舗がありアクセスしやすい
・店舗にはキッズスペースがあるのでお子さん連れでも相談しやすい
・損害保険会社の取扱いが多いので比較検討の幅が広がる

損害保険会社の取扱いが少ない無料保険相談窓口が多い中で、ほけんの窓口は業界最多16社と提携しています。

たくさんある損害保険会社の中から、理想の保険を見つけ出したい人に利用がおすすめです!

店舗が全国に多数展開されているので、お出かけのついでに立ち寄って相談することもできます。

【取り扱い損害保険株式会社】
ほけんの窓口ー損害保険会社

【通信販売のみの取り扱いで対応あり】
  • エイチ・エス損害保険株式会社
  • SBI損害保険株式会社

火災保険の無料相談におすすめの保険窓口②|保険クリニック

損害保険会社取り扱い数14社保険クリニックー無料相談

相談窓口

保険クリニック

運営会社

株式会社アイリックコーポレーション

相談スタイル

・店舗相談 ・オンライン相談

取り扱い会社数

・生命保険会社29社
・損害保険会社14社
・その他6社 合計49社

相談員の質

・FPなど専門資格保持者多数在籍
・5つの資格(家計・住宅・介護・相続・年金)を持ったグランドマスターが在籍

特徴

・独自の比較・分析システム「保険IQシステム」を採用
・5つの社内専門資格を取得できる社内マスター制度を実施
・お客様満足度88.4%
・20年の実績がある

保険クリニックはほけんの窓口に次いで、取扱い損害保険会社数が多い無料保険相談窓口です。

相談員の教育にとても力を入れており、専門知識をしっかり身に着けられる社内制度を設けていることが特徴的です。

このため、公的な資格を持っていない相談員の質が非常に高いことが魅力となっています。

質の高い相談員がいて、なおかつ損害保険会社の取扱いが多い無料保険相談窓口を利用したい人におすすめです。

【取り扱い損害保険株式会社】

保険クリニックー損害保険会社

【通信販売のみの取り扱いで対応あり】
  • 楽天損害保険株式会社

相談に行く前に相場がわかる、「火災保険一括見積り」がおすすめ

保険クリニックー火災保険ー一括見積

  • 最大8社の一括見積で保険料の相場がわかる!
  • 選択するのは3項目のみですぐに結果がわかる!

火災保険の無料相談におすすめの保険窓口③|保険見直し本舗

損害保険会社取り扱い数13社 保険見直し本舗ー一括見積

相談窓口

保険見直し本舗

運営会社

株式会社GOESWELL

相談スタイル

・店舗相談(43都道府県321店舗)
・訪問相談(店舗がない地域でも可)
・電話相談
・オンライン相談

取扱い保険会社数

・生命保険会社24社
・損害保険会社13社
・その他4社
合計41社

相談員の質

・FP資格取得率100%

特徴

・相談員全員がFP資格保持者で信頼度が高い
・便利で使いやすい保険管理スマホアプリを提供(運営会社)
・サブスクリプションサービスの充実(運営会社)

保険見直し本舗は相談方法が多彩なため、店舗に足を運べない人たちでも気軽に利用できる無料保険相談窓口です。

相談員は全員がFPの資格を持っているため、質の高さも折り紙つきです。

運営会社が提供するスマホアプリを使えば、契約した保険をスマホで管理できるようになります。

相談方法を自由に選んで、質の高い相談員に相談したい人におすすめです。

【取り扱い損害保険株式会社】 保険見直し本舗ー損害保険会社

【通信販売のみの取り扱いで対応あり】
  • 三井ダイレクト損保
  • ソニー損保
  • SBI損保

火災保険の無料相談におすすめの保険窓口④|保険見直しラボ


損害保険会社取り扱い数11社 保険無料相談ー保険見直しラボ

相談窓口

保険見直しラボ

運営会社

株式会社ソルブグループ

相談スタイル

・オンライン相談
・訪問相談(離島を除く)
・店舗相談(全国70支社)

取扱い保険会社数

・生命保険会社21社 ・損害保険会社11社
・その他2社
合計34社

相談員の質

・平均業界歴12.1年のベテランぞろい
・FP資格保持者在籍

特徴

・訪問相談が得意
・プランナーを途中で変更できるイエローカード制度
・希望に沿ってプランナーをマッチング
・ユーザーによるプランナー評価制度

保険見直しラボは、平均業界歴が12.1年という経験者が集う無料保険相談窓口です。

経験数が長い分様々な顧客に対応しているため、相談員のレベルが非常に高くなっています。

さらにこちらの希望に沿って相談員をマッチングしてくれるため、より専門知識と経験が豊富なプロにしっかりと相談できるようになっています。

保険見直しラボだけで充実した相談が可能なため、複数の無料保険相談窓口を併用せずに一本に絞りたいという人におすすめです。

【取り扱い損害保険株式会社】 保険見直しラボー損害保険会社

火災保険相場 まとめ

火災保険の保険料は6つの要素が絡み合って設定される上、保険会社による設定もあり、はっきりした相場を紹介できません。

そのような中で今回は、いくつかの会社の保険料を比較した中で大体の目安を紹介しました。

補償内容や建物の種類によって保険料は変わってきますが、なるべく安く抑えたいなら保険期間を最長プランの10年に設定するとお得です。

さらに、支払い方法を一括払いにすることで分割払いよりも安く済ませられます。

たくさんの損害保険会社の中からピッタリの保険を見つけ出すには、自力ではなかなか難しいでしょう。

そこで保険無料相談窓口の利用がおすすめです。プロが条件に合った保険を、様々な会社のプランを比較・分析して紹介してくれます。

今回は特に損害保険会社の取り扱い数が多い保険無料相談窓口を4つ紹介したので、参考にしてみてください。