2008年の北海道洞爺湖サミット前、岡田さんが米国やロシアなど7カ国の首脳に被爆地訪問を求めて送った英文の手紙(手前)。奥は米国などからの返信=画像の一部を修整しています。(撮影・大川万優)

 証言や平和活動を続けてきた被爆者が高齢化し、訃報が相次ぐ中、本人が残した資料の保存が課題になっている。公的な収集体制が乏しく、特に散逸が危ぶまれているのが、被爆後の人生や思いを刻む手紙やメモといった文書資料だ。整理を進める市民や専門家は、広島市、広島県、国が連携して保存の指針づくりや収蔵場所の確保を進め、官民で資料を残す取り組みが急務だと指摘している。(編集委員・水川恭輔)