右側の卒塔婆の拡大画像。6人の名前が並ぶ

 「周三、澄江、聖子、佳紀、昭子、生子、初子、シズノ」―。原爆資料館(広島市中区)に寄贈された卒塔婆の写真には、今の原爆慰霊碑(同)の近くで暮らし、原爆の犠牲になった家族の名前が記されていた。取材を進めると、被爆前にあった命と暮らし、それを消し去られた遺族の憤り、悲しみが浮かび上がった。