常石造船本社隣接の工場を背に燃料転換について説明する奥村社長(撮影・井上貴博)

 「メタノール燃料船を2025年までに造る」。常石造船(広島県福山市)の奥村幸生社長(62)は最近、取引先に説明し始めた。造船業界の最大の課題が、二酸化炭素(CO)の排出が多い重油からの燃料転換だ。中でもメタノールは回収したCOを原料に造れる。プロペラ付近に取り付ける省エネ装置など燃費向上の既存製品も持つが「それだけでは間に合わない」。危機感は強い。